職業マップというものをご存知でしょうか。どんな仕事が自分に向いているのかはっきりしたイメージを持っていないという方にとって、職業マップは指針になる存在です。図面の形に各職業をまとめたものが職業マップですが、知らない人にこの図を説明するのは難しいものがあります。現時点で、職業数は相当な種類があります。あまりに数が膨大すぎて、どんな職業が自分に合っているか探しきれない人もいます。それぞれの職業の内容を大まかにでも全て理解し、その上で職業同士の繋がりや相似性などを認識できているという人はほとんどいないはずです。
世の中にどんな職業があるか理解しきれていないということは、適職を選択する時に見過ごしている職業があることになるのです。自分の好きなことや得意なことを生かせる職業に就いたはずなのに働くうちに違和感を覚え働くのがつらくなってしまう。そのようなことが起きるのは、より自分に相性がいい職業があっても、その存在に気づかずに仕事選びをしてしまったことが関係しているのかもしれないわけです。不景気の中でやっと就職できたにも関わらず、短期間で転職しなければならないような状況に陥らないようにする為にも、職業マップの活用をおすすめします。
職業マップに記されたそれぞれの職業同士の距離や位置づけをざっと見るだけでも、職業探しのヒントがたくさん転がっているのです。職業マップは、アメリカの職業分類で用いられてきたDPTという考え方を基準として職業を分類しています。仕事をするということは、何らかの対象に働きかけを行うことです。職業マップでは、それら働きかける対象によって大まかに職業は3つに分類されています。